口臭の中でも大変ポピュラーな臭いは、
この大便のような臭い、ウンチのようなにおいだと思います。

小さい頃から、おまえの口臭、うんこみたいなにおいがする、
おまえ、うんこ臭いな、というようなことを私も何度も言われてきました。

このうんこのような臭いというものは人が嫌悪する代表的な臭いですから、
この口臭があると人に不快な気持ちを与えてしまうのもやむを得ないところです。

さて、それでは、この大便のような口臭は一体、何が原因なのでしょうか?

この臭いに心当たりがある場合には、まず、内臓に目を向けてみて下さい。
内臓というと、主に胃、腸、肝臓、膵臓、腎臓あたりを思い浮かべるかと思いますが、
この中でもポイントになってくるのは、特に腸、です。

腸は主に食物を消化、吸収する部分です。
小腸と大腸に分かれていて、それぞれ役割は違っており
小腸は消化も担っています。

小腸、大腸は大変長い臓器でそれぞれ数メートルもあります。
消化は胃と思われがちですが、実は小腸でも
消化の働きがされているのですよ。

膵臓と小腸に含まれている消化酵素の2つによって小腸での
消化が行われています。

大腸は主に吸収の役割を担っています。
大腸は消化酵素を含んでいませんので、主に食物繊維の発酵や
水分、そして塩分の吸収が主な役割となっています。

腸では絶えず、消化、吸収を行っている訳ですが、
消化、吸収の過程で臭いのあるメルカプタンやスカトール等が発生することがあります。

これは大腸の役割が食物繊維の発酵があり、これを担っているのが
大腸内にいる常在菌、大腸菌によって行われていることによります。


大腸ではこの発酵作用によって物質、物体を吸収可能な電解質までに
分解、変換しているのです。

その過程で、ガスが生じてしまい、メルカプタン、インドール、スカトール等の
臭い成分も発生するのです。

これらの臭い成分はもちろん便の臭いの主成分でありますが、
それが腸内から血液にもわずかではありますが入り込みますので
それが全身に回って臭いとして発生する、というメカニズムです。


特に肺は血管が集中している器官の1つですから、
血液が汚れていると肺からでる呼気も臭って口臭に結び付く、
ということが考えられるのです。

これが、便臭のような口臭の主な原因となります。