今回は胃の口臭に関連してピロリ菌とマスティックガム
について、解説していきたいと思います。

胃と口臭、ピロリ菌の関係については以前紹介しておりますので、
ピロリ菌って何、という場合にはそちらをご覧下さい。

ピロリ菌についてはこちらの記事で⇒胃と口臭、ピロリ菌の関係

マスティックガムって何?

このマスティックガムはギリシャのヒオス島でのみ群生しているウルシ科の
マスティックという木からから採れる樹液のことです。

その樹液の形状が滴のような形で涙の形にも見えることから
キリストの涙という別称もあります。

マスティックガムの樹液

このマスティックガムの口臭予防、口臭対策は
古来より大変親しまれてきました。

古代ギリシャではこのマスティックの樹液を乾燥させて
そのまま口に入れて噛んでいるという習慣があったそうです。

樹液を噛むなんて気持ち悪いと思うかもしれませんが、
現在のようなガムを作る技術は無かったのですから
このマスティックガムが口臭予防として人気があったのも頷けます。

ちなみに古代の人達も実は口臭を気にしていた、という記録が
多くの文献で残っているため、やはり口臭対策、口臭予防という
問題は昔からの永遠のテーマだったのです。

マスティックガムの口臭予防効果

こちらのマスティックの樹液は始めは透明な色をしていますが、
時間が経過していくと色が黄色、黄金に代わっていきます。

黄金のマスティックガム

マスティックガムの口臭予防効果は
歯茎を健康に保つこと、
ヒノキのようなほのかに甘い香りが息をきれいにすること、
にあります。

マスティックガムの口臭予防、口臭改善効果は口内をヒノキのような香りによって
甘い香りにするだけではありませんでした。

その他にも口臭を予防するために効果を発揮していたのは
胃腸内での働きでした。

マスティックガムとピロリ菌の関係

マスティックガムによってピロリ菌が抑制される
ことが分かっています。

マスティックガムを胃の調子が悪い時に噛むと胃の痛みが消えることは
昔から言い伝えであったようですが、その因果関係が胃の中の
ヘリコバクター・ピロリを抑制することにあったことが判明したのはごく最近のことです。

1999年に世界で最も権威のある医学誌と言われている
ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディスンの中で
このピロリ菌とマスティックガムの関係について掲載されました。

研究を発表したのはイギリスの研究者ですがその医学誌に載ったことがきっかけで
その後、日本でも注目を浴びるようになってきています。

それでもプロポリス等に比べると日本では知名度は大変低く
多分ほとんどの人はマスティックガムについて知らないと思います。

マスティックガムが胃のピロリ菌を抑制すること、
またそれに伴い胃炎や十二指腸潰瘍にも効果が
あることが実験で分かっております。

マスティックガムの口臭予防効果、口臭改善効果が期待できそうな
点は以下2点になります。

マスティックガムの持つ独特な香りが口臭予防になる
マスティックガムはピロリ菌の抑制に効果があり胃腸の炎症を抑える。

ただ、1つ注意したいのは、マスティックガムのピロリ菌を抑制する力は
実証されていますが、完全に除去出来る訳では無いことも立証されています。

あくまでも抑制出来る、というだけでピロリ菌を完全に除去するだけの
力は無い、ということです。

ただ、抗生物質ではありませんので耐性の心配もありませんし、
摂取してマイナスになることは無いですね。

それでは次項で肝心のマスティックガムの使用感想について
述べていきたいと思います。