今回、検証するのはパーフェクトペリオという、
一部の歯科医院で導入されている次亜塩素酸水系のうがい薬です。

一時期メディアでも取り上げられて、脚光を浴びた製品ですが、
こちらのパーフェクトペリオが口臭治療、口臭改善に有効なのかを実際に購入し使用感や効果等を検証致しました。

パーフェクトペリオの価格や成分

商品名:パーフェクトペリオ
価格 1ヶ月分で約4000円
成分詳細 高濃度活性化HCLO(次亜塩素酸)、NaHCO3(炭酸水素ナトリウム)250PPM
内容量 500MLボトル2本

パーフェクトペリオは価格が500MLボトル1本あたり約2000円程度で1ヶ月分で約4000円程度となっております。
※パーフェクトペリオ250PPMの価格です。

有効成分は次亜塩素酸、炭酸水素ナトリウム(重曹のことです)で、高濃度の次亜塩素酸水です。
PH(酸度)は7~8の間でほぼ中性。

次亜塩素酸と聞くとプロフレッシュと同じと思うかもしれませんが、こちらは次亜塩素酸水であり、次亜塩素酸ナトリウムが主成分のプロフレッシュとは若干の違いがあります。

ただ、プロフレッシュも次亜塩素酸ナトリウムをPH調整剤で口腔内のうがいに適した成分に調整してあることを考えると、実際にはパーフェクトペリオとプロフレッシュはかなり似ているものと予想します。

プロフレッシュは主に口臭予防専用として開発された洗口液であるのに対してパーフェクトペリオは主に歯周病予防、歯周病治療を目的として開発されていますのでその点は大きく違いますね。

このパーフェクトペリオの歯周病に対する効果は日本歯周病学会や歯科医院の中では懐疑的な意見も多く、現状では販売元である天野歯科医院や一部の歯科医院で取り入れられているのみ、となっています。


パーフェクトペリオの入手方法

こちらの商品はドラッグストアや東急ハンズ等の実店舗では販売されておりませんが、ネット通販で簡単に入手可能となっております。

後述しますパンデミックを導入している歯科医院に行くか、
もしくはその歯科医院がパーフェクトペリオの通販対応している場合に入手が可能
です。

アマゾンや楽天、ヤフーショッピングで出品している歯科があるので、そこで入手が可能ですが問題点もあります。
これは後述致します。

パーフェクトペリオの最安値は?

パーフェクトペリオホームケア用はボトル1本あたり500MLで大抵は2本セットで売られています。
1本単位での販売を確認出来たのは天野歯科医院のWEBサイトを含めほんの一部でした。
(天野歯科医院はこのパーフェクトペリオを開発した医院です。)

こちらは1本で2160円でそれにプラスして送料が760円~1290円(地域によって変わる)かかるので、
だいたいですが1本で3000円程度と考えれば良いと思います。

2本になると3910円+送料となっております。
パーフェクトペリオはアマゾンとヤフーショッピングで出品しているものを確認しておりますが、それらには濃度の記載が無いため(2017年4月現在)、購入はお勧めしません。

本来、パーフェクトペリオには2種類の濃度があるはずで、何も記載が無いとそれが分からないのです。

濃度の違いとは?

パーフェクトペリオのうがい薬は正式名称をパーフェクトペリオラプチャーと言い、LOWとMIDDLEの2種類あります。
LOWの濃度が250PPMMIDLLEが450PPMです。PPMというのは濃度の単位のことでパーツ・パー・ミリオンの頭文字です。

250PPMというのは1リットル辺りに250mgの次亜塩素酸が含まれている、ということになります。
掃除や消臭用として使われる次亜塩素酸水の濃度としては一般的な濃度ですね。

パーフェクトペリオを世に普及した天野歯科ではこれを分かりやすくLOWの250PPMを一般用、450PPMを重篤用としています。
重篤用というのは重度の歯周病を患っている場合、ということのようです。

そして、ヤフーショッピングやアマゾンで販売されている商品にはこの濃度の記載が無いものがあるので、しっかりと濃度の記載がある販売元で購入されることをお勧めします。

尚、パーフェクトペリオは生成してから1ヶ月程度で使い切るようにしないといけません。
開封から1ヶ月では無くて生成から1ヶ月、です。

理由は次亜塩素酸の濃度が生成してから少しずつ下がってしまうため、です。
1ヶ月で250PPMのものは200PPM程度に下がるとされています。

200PPMが歯周病菌の殺菌に効果のあるぎりぎりの濃度とされているため生成から1ヶ月以内の利用を推奨されています。
つまり、いいかげんな販売元から購入すると生成してから時間が経過していて濃度の下がったパーフェクトペリオが届く可能性がある、ということです。
特に非常に安い販売元がある訳では無いですし最安値にはこだわらずに、開発元でもある天野歯科医院で購入することをお勧めします。


パーフェクトペリオは無害?副作用は?

パーフェクトペリオを使用するにあたって、懸念されるのは無害なのか、何か副作用のようなものは無いのか、という点です。

特にこの懸念が強くなってしまうのはパーフェクトペリオが一時期、販売停止になっていたから、ではないでしょうか?
販売停止になった経緯ですが、このパーフェクトペリオが医療器材に該当するため、販売にあたっては薬事法の申請が必要と判断され、その当時はパーフェクトペリオが未承認だったために販売停止になった、ということのようです。

現状は販売が再開されているようなので、無事に申請が通った、ということなのでしょう。
ですので、以前に販売停止になったから成分に問題があった、副作用が酷い、というようなことはありません。

次亜塩素酸水は基本的に酸性であり、これを長期間使用しているとエナメル質が溶ける可能性があるようです。
ただし、パーフェクトペリオは重曹の作用によって中性~弱アルカリ性に調整されているのでPH値(酸度)による懸念は無く安全に使用が可能です。

また、次亜塩素酸水は刺激が弱く安全とされており、パーフェクトペリオはプロフレッシュと同等程度に安全と考えられます。

ただし、プロフレッシュのように長期間使用した上での安全性は確認されていないこと、歯周病や口臭に効果があるというエビデンス(証拠の文献や論文)がほとんどないことから多くの歯科医院ではパーフェクトペリオの有効性に懐疑的となっているようです。

当方としては安全性についてはまず問題無いと考えており、後はどの程度、口臭に効果があるのか、という点がポイントとなってきますね。


パーフェクトペリオは口臭に効果があるのか?

前置きが長くなってしまいましたが、早速、パーフェクトペリオを使ってみたいと思います。
とりあえず、重篤用ではなく一般用の250PPMのパーフェクトペリオを使用しました。

液体は透明ですし、臭いもそんなに強くないですね。
口に含むと若干の塩素臭がしますが、それ程、強いものでも無いです。
プロフレッシュよりも若干、塩素臭が少ないかな、くらいの感じですかね。

ただし、この臭いに関してはかなりの個人差があるようです。
実際にパーフェクトペリオに関しては当方の10年間以上のサイト運営の間にたくさんの意見が寄せられています。

まず第一声としてはプール臭がとても酷い、というものでした。
私が使った感じではそこまででは無いかなと思ったので臭いの感じ方の個人差かと思ったのですが、よく調べてみるとこの次亜塩素酸水は基本的に無臭なのですが反応を起こすと塩素臭がする、とされています。

反応が起きるということは殺菌作用が働いている、ということと思われます。
つまり、口腔内の細菌が多ければ多いほど、殺菌されてプール臭、塩素の臭いが強くなると考えれます。

試しに周りにいる友人等にも使用してもらったのですが、塩素臭が結構あると言っていました。
当方は現在は口臭が無いため塩素臭も少なかったようですが、口臭に悩んでいた頃の自分がパーフェクトペリオを使ったら塩素の臭いで倒れていたかもしれません。

このように、使う人の口腔内環境によって塩素臭の強さが変わること、また、臭いの感じ方には個人差があることから、口臭に悩んでいる人程、塩素臭を感じる可能性があります。
酷い口臭に悩んでいる場合には重篤用である450PPMのものが良いと思いますが、こちらは長期間使用していると口の粘膜に影響が出る可能性があるようで、なかなか判断が難しいところですね。

口臭の抑制効果ですが、正直言いますとスッキリ感はあまり無いですね。
うーん。これは個人的には結構微妙かも。使用感としてはプロフレッシュと同じような感じかなという印象です。

口臭抑制、口臭予防効果に関して多くの声を募るために周りの人に試してもらったのですが、塩素の臭いが口に残ってしまって良く分からないけど逆に臭いかも、との声が多かったです。
(ちなみに私は前述した通り、あまり塩素臭が残らなかったです。)

販売元のサイトでは使い続けると細菌の繁殖が抑えられてどんどん歯周病が改善する、とのことでしたが、
口臭に関しては使い続けていると逆にどんどん口臭が元に戻ってしまう感じがする、という意見も多かったです。

これは基本的にはどのマウスウォッシュでも同じ現象が起きておりこのパーフェクトペリオも例外ではありませんでした。

口臭には効果が無いという声も多く、やはり重度の口臭の場合には口臭原因が複数あることが多く改善は難しいのかな、と思います。
実際に天野歯科医院のサイトでも体内の問題から発生している口臭には効果が限定的になることを指摘しています。

当方も同意見で、胃腸を始めとする体内から口臭が発生しているケース、
上咽頭炎や副鼻腔炎、扁桃炎を起因とする口臭への効果は見込めない
と考えます。

ただ、一部の方から歯茎の腫れが引いて歯周病には効果があったっぽい、という貴重な意見を頂きました。
歯周病予防のためにも今後も使いたいけど、1ヶ月4000円は厳しい、とのこと。

今のところ、口臭に顕著な改善は見込めないケースが多いですが、口臭の一因となる歯周病には実際に効果を感じる方がいることは見逃せません。
高濃度のクロルヘキシジン液は歯の黒ずみ問題でお勧めすることを断念しましたが、こちらはそのような問題も無く、歯周病予防につながる可能性はあると思います。

という事で、安価にパーフェクトペリオを使えないか検証しました。


パーフェクトペリオを作れる装置パンデミック

パンデミックはパーフェクトペリオを作ることが出来る装置です。

高濃度の次亜塩素酸と炭酸水素ナトリウム(重曹のこと)を含んだ次亜塩素酸水(パーフェクトペリオ)を作ることが出来ます。

パンデミックを入手出来れば、タダ同然でパーフェクトペリオを無限に生成することが可能です。
しかし、当然ですがこの装置自体は非常に高価であり個人で入手することは難しいでしょう。

パンデミック自体の価格は非公開のようなので正確な価格は分かりませんが、パンデミックを購入したという歯科医の話でも100万円程度、とのことでした。
ちなみに、中古市場では50万円~60万円程度で取引されています。

販売元も歯科医院へはパンデミックを販売してくれると思いますが、一般向けには販売していないと思います。
そのため、もしも入手するならば中古限定、ということになりますね。

このパンデミックを何年使うと元が取れるか算出してみました。
パーフェクトペリオは1ヶ月分、500ML2本で約4000円で購入することが出来ます。

1年で約48000円ですから12年くらい愛用すれば、パンデミックの元が取れる計算になります。
(中古品を安く買えたと過程した場合です。中古市場ではなかなかお目にかかれない製品ので入手自体難しいですが。)

家族で使うとなれば数年で元が取れますね。
これをお得と感じる人がどれだけいるか分かりませんが。(苦笑)
総合的に考えて装置自体の入手は現実的では無いですね。


安価な次亜塩素酸水での代替は可能か?

美息美人が安価なホタテ貝殻パウダーで代替出来たように、こちらのパーフェクトペリオも安価な次亜塩素酸水で代替出来ないか、と考えました。

まず、市販の安価な次亜塩素酸水を見てみますと2リットルで1000円程度でした。
PPMは500PPMなので、半分に希釈するとなると4リットルで1000円ですね。

パーフェクトペリオ250PPM1ヶ月分 1リットルで約4000円
安価な次亜塩素酸水250PPMに希釈 1リットルで約250円。

かなり安くなりますし、この程度の価格なら継続利用も難しくないでしょう。
問題となるのはPH値です。

PH値というのはアルカリ性、中性、酸性の酸度を表すもので、パーフェクトペリオはPH7~8程度の弱アルカリ性よりの中性となっています。
PH値が低い、つまり酸性度が強いと歯のエナメル質に影響を与える可能性があり口腔内のクリーニングには不向きとなるようです。

そこで、安価な次亜塩素酸水の酸度を調べてみると6.5となっておりほぼ中性となっています。
中性はPH6~8程度ですので安価な次亜塩素酸水も中性であり使用には問題無さそうです。

ただし、次亜塩素酸水は失活により(簡単に言うと分解)PH値が徐々に下がってしまいます。
パーフェクトペリオもPHが7~8程度となっているのは生成時は8前後で使用期限となる1ヶ月後に7程度に下がる、という意味合いだと思います。

安価な次亜塩素酸水は生成時が6.5で完全失活時は4.7だそうです。

なぜパーフェクトペリオと安価な次亜塩素酸水のPH値が違うのかと言うと、パーフェクトペリオには炭酸水素ナトリウム(重曹)が含有されているから、です。
炭酸水素ナトリウム(重曹)は弱アルカリ性でありPH調整剤としても使われるものなので、この作用によるパーフェクトペリオはPH値が弱アルカリ性寄りの中性に調整されていると考えられます。
生成時に弱アルカリ性寄りにしているのは失活によりPH値がだんだん下がることを考慮しているのでしょう。

パンデミック生成装置によって次亜塩素酸水と炭酸水素ナトリウムは同時生成されており、それによりパーフェクトペリオが作られているようです。
ここが一般の安価な次亜塩素酸水との大きな違いだと思います。

仮に次亜塩素酸水のPH値を高めるために粉状の重曹を添加したとしてもやはりパーフェクトペリオと同じにはならないでしょう。
装置で次亜塩素酸と同時に重曹が生成されてPH値を調整するのと、次亜塩素酸水に後から炭酸水素ナトリウムの粉を入れるのではやはり違いがあると考えられるため、です。

これも実際に試してみないことには分かりませんので、安価な次亜塩素酸水を購入して検証してみたいと思います。
※商品が届き、検証が終わり次第、追記したいと思います。