口臭の原因としても最も基本的なものが歯垢、プラークです。
食べ物を食べた後や歯磨きをしてから時間が経つと
口の中が気持ち悪くなってきたりしますよね?



今回はこの口臭原因の基本中の基本とも言える歯垢が
一体何なのかをしっかりと理解しましょう。

歯垢、プラークの正体は?

食事やおやつを食べた後に暫く時間が経過すると
歯の表面に白っぽいカスのようなものが付着します。
これをもっと放っておくと色がクリーム色になってきて、粘つきも出てきます。

この歯の表面に付着した黄白色を帯びた粘着性の物体のことを
歯垢といいます。

専門用語ではデンタルプラーク、と呼ばれています。
英語になるだけで何だかカッコいい!!
かどうかは分かりませんが、この歯垢は確実に口臭の原因になります。

歯垢は8割が水分、残り2割が有機質であるといわれています。

有機質の大半は細菌(口腔常在菌)とその代謝物であり、
口腔内の清掃状態によって細菌が変化します。

清掃が不十分であったり等の問題がありますと
様々な歯周疾患原因や口臭の原因になります。

おおよそ食後8時間程度で食べかすの中で細菌が増殖していきプラーク歯垢が出来ると言われています。

このプラークの発生を予防すること、
つまりはプラークコントロールが口臭を予防する上で
大変重要になってくる、ということです。

ちなみに、この歯垢をずっと放っておくと歯石になります。
プラークが除去されずに長い期間口内に残っていると
カルシュウム等と結合して固い物質、歯石となるため
、です。

この歯石から歯周病へと発展していくので、
日々のプラークコントロールが口臭予防のために
何よりも重要になってきます。

歯垢の付着をチェックする方法


歯垢、プラークは口腔内の細菌の問題なので、
磨き残しがあると当然、歯垢も出来やすくなります。
この磨き残しを大雑把にですが簡単にチェックする方法があります。

歯垢、プラークが付着していると歯の表面がザラザラしていますよね?
指で歯をなぞるか、もしくは奥歯の裏側を舌でなぞるとツルツルしているかザラザラしているかが分かります。

ザラザラしている、粘ついている、という場合には歯垢(プラーク)が残っている、ということです。

また、仮にツルツルしていたとしても、歯と歯の隙間等に歯垢が残っていたり歯垢がたまりやすい部位があることもあります。
きちんと歯垢のチェックをするには歯垢染色剤を使うのがお勧めです。

歯垢染色剤とは?

口腔内の歯垢は通常は白や黄色なので歯の色と非常に近く、
目で確認して見ることが難しいです。

そのため、赤や青等の見やすい色で染めることにより歯垢をより見やすくして、歯垢がどこに残っているのかをチェックする薬剤を歯垢染色剤と言います。
染め出すとこうなります。



この歯垢染色剤を使って歯垢のたまりやすい場所、残っている場所を確認することで、歯磨きの仕方やクリーニングの仕方を改善していくことが出来ます。

プロスペックやLion/ライオンのプラークテスター等、様々な種類があります。
基本的には歯科専売品でしたが、現在はインターネットで購入が可能で1本200円~300円程度で売っています。
安価ですし自分の歯にどれくらい歯垢がたまっているかをチェックするためにも1つ持っておくと便利かもしれません。

口内環境と歯垢の関係

口臭に酷く悩んだことがある人なら一度は経験したことがあると思いますが、
歯磨きをしても歯垢がなかなか取れないことがあります。

例えば、同じ箇所を2分、3分と長時間磨いているにも関わらず全く歯垢が落ちなくて、
歯がツルツルしない、というような状況
です。

これは口内環境の悪化と密接に関わっています。
歯磨きをせずに暫く放っておくと口内環境は悪くなっていきますが、それとは別にその人個人のベースとなる口内環境の問題があります。

ベースとなる口内環境が悪化していると歯垢がなかなか取れない、
取れても1時間もしないうちにまた歯がザラザラする
、ということもあります。

以前の私も同じで、朝起きてから歯をツルツルにするのに5分以上かかっていました。
ようやくある程度ツルツルになったと思っても(完全にはツルツルにならないですが)、
お昼前には歯垢がガッツリ付着して歯の裏側がザラザラしてしまっているのです。

これにはショックでしたね。
現在は基本的にザラザラする程歯垢が付着することも無く、また歯ブラシで2~3回ブラシをかければツルツルになります。
ですので、口臭予防という観点からは1分程度、歯を磨けば十分になっているのです。

この差は口内環境から来ています。
これも後で詳しく説明しますが、とりあえず、ベースとなる口内環境によって歯垢が出来る速さも落ちやすさも変わってくる、と覚えておいて下さい。

次回予告:歯垢を放っておくと?

歯垢、プラークを放っておくと、歯石や虫歯の原因になってしまいます。次回は虫歯や歯石、歯周病等、主に歯や歯茎の病気と口臭の関連について説明します。

虫歯や歯石、歯周病が原因の口臭