クロルヘキシジンという薬品をご存知ですか?
口臭に非常に効果があると言われている薬品です。
今回はこのクロルヘキシジンの効果や問題点について徹底検証します。


クロルヘキシジンとは殺菌作用と界面活性作用を有する消毒薬で、局所にとどまり、
その効果を長時間にわたって放出し続ける能力の高い薬剤で洗口材(消毒薬)として使われます。

要は主に消毒薬として使われるものなのですが、
この薬が口臭や歯周病に効果があるとして脚光を浴びています。

日本でもコンクールFやバトラーCHX洗口液が有名です。

クロルヘキシジンの凄いところはADA(アメリカ歯科医師会)とFDA(アメリカ政府食品医薬品局)の両者に歯垢の蓄積と歯肉炎を予防し、減少させる目的で処方することが承認されている唯一の洗口液というところです。

歯科技術の進んでいるアメリカで医学的に歯肉炎や歯周病の予防だけでなく
改善に効果があると認めらて、証明されている唯一の薬といっても過言ではありません。

歯肉炎や歯周病は口臭の大きな原因となっている可能性がありますから、
口臭にも効果が期待出来ると考えられます。

特に高齢者の方は歯周病になっている可能性は高く、歯茎の問題から
口臭を発生させている可能性は高くなります。

しかし、クロルヘキシジンについては日本ではそこまで馴染みがなく、
初めて名前を聞いた人も多いのではないでしょうか。

それは、日本ではクロルヘキシジンの使用でアナフィラキシーショックの症例
がいくつか報告されたため、口腔内以外への使用を禁止されたためです。

口腔内以外というのはつまり傷口の消毒等への使用を禁止されている、
ということです。

アナフィラキシーショックとは?

アナフィラキシーとはアレルギー反応が短い時間で全身に激しくあらわれることをいいます。
つまり、アナフィラキシーはアレルギーの中のひとつのタイプのことなのです。

ショック症状やめまい、吐き気等、症状は様々なようです。
アナフィラキシーショックと聞くとハチを想像する人も多いかもしれませんね。

ハチに刺された後に体に抗体が出来て、2度目に刺された時に強いアレルギー(強いアナフィラキシーショック)で命の危機にさらされることもあります。

そのため、ハチに刺される=アナフィラキシーショックと考えてる方もいますが、
ハチはアナフィラキシーショックの一例であり色々なケースがある、ということです。

クロルヘキシジンに関しては21年間の間に32例のアナフィラキシーショック等の
アレルギー症例の報告があります。
そのほとんどは手術中、患部の創面(傷口)の消毒を行った際に発症したものです。

患部の創面への消毒ですから、当然、体へ吸収される割合も多いはずで
アレルギー症状が出やすいと言えると思います。

うがい、洗口液で発症した事例がどれくらいなのか正確には分かりませんが、
決して多くはないと推測されます。

欧米では現在も洗口液(うがい薬)としてだけでなく、
手術中の局所洗浄や手の滅菌、殺菌等、幅広く使用されているようです。

もちろん、欧米でも注意点として、稀にアナフィラキシーショックやアレルギー反応が出る場合があるとされているものの、
非常に発症例が低いために使用の禁止措置等は取られていません。

日本でも21年間で32例ですから決して発症例が多い訳では無いと思うので、禁止とされていることには多少の疑問を感じます。

禁止されているのは口腔内以外への使用であり、口腔内への使用は禁止されておりませんが推奨はされていないため日本では広がっていません。

クロルヘキシジンの口腔内使用に関して

さて、日本ではクロルヘキシジンは口腔以外の使用禁止なのだから、
口腔へは使用できるんでしょ?だったら、問題ないじゃないか。

しかも、ADA(アメリカ歯科医師会)とFDA(アメリカ政府食品医薬品局)が
歯肉炎の改善を認めている唯一の薬なんだから良いものなんでしょ?と思われたかもしれません。

確かに日本でもクロルヘキシジンを含有している洗口液はたくさんあります。
しかし、残念なことに洗口液としては認められているものの、クロルヘキシジンの濃度に問題があります。

欧米ではクロルヘキシジン0.1%~0.2%の間の洗口液が一般的で
この濃度により歯周病に効果があるとされています。

しかし、日本ではアナフィラキシーショック等のアレルギーの懸念から、
この10倍~50倍以上、濃度を薄めての使用を推奨されております。

市販されている洗口液ですと濃度が濃くても原液で0.05%が最高で、
この濃度ですと残念ながら歯周病に効果は期待出来ません。

しかも、この原液を10倍以上に薄めて使用することを推奨されていますので、単純計算で0.005%程度の濃度となり
日本で販売されている洗口液のクロルヘキシジン濃度では歯周病や細菌の殺菌に著しい効果は無い、ということになります。

これが日本ではクロルヘキシジンに脚光が当たらない大きな理由となります。

高濃度のクロルヘキシジンは日本国内では入手が困難ですが、海外から個人輸入すれば入手は可能です。

そこで、濃度の高いクロルヘキシジン洗口液が実際に危険なのかを
再度、次で詳しく考えていきたいと思います。

クロルヘキシジンのアナフィラキシー反応についての文献

まず、クロルヘキシジン使用時のアナフィラキシー反応についての
詳しい資料をここで紹介します。

Journal of Healthcare-associated Infection2009年のものです。
以下、引用。

はじめに

医薬品の副作用についてはその薬効と切り離せない問題であり、
製薬企業においては製品使用による副作用発生時の状況把握および届け出に加え、
文献調査による情報収集についても義務付けられるところであるが、
それらより得られた情報の分析から副作用発生状況のより詳細な理解を得ることは、
情報提供を行う上で必要性があると考えられる。

今回、主に生体に用いられるクロルヘキシジングルコン酸塩(CHG)に焦点を当て、
その副作用発生状況とそのリスク要因についての分析を試みた。

1.方 法
文献調査により、過去のアナフィラキシー反応症例について調査を行った。

メディカルオンラインを用いたデータベースによるオンライン検索サービスを主として検索を行い、
国内外の文献における症例報告を収集し、得られた症例報告より、
アナフィラキシー反応発症時の状況について、患者の状況、CHG使用状況、
使用薬剤の種類、診断方法の項目についてデータを抽出し、
症例報告の調査項目から読み取れる範囲において件数を調査した。

2.結 果
1985年以降の国内外のCHGによるアナフィラキシー反応
およびアナフィラキシー様反応についての学会報告、学術誌から症例報告のある文献を調査し、
重複を除き、国内文献から
29報告40症例、海外文献から32報告40症例、計61報告80症例を得た。

CHGによるアナフィラキシー反応症例報告数を国別で見ると、
日本が40例であり、次いでオーストラリア12例、ベルギー7例、英国5例他となっており、
米国におけるアナフィラキシー反応症例報告は見いだされなかった。

患者の性別を見ると男性85%であり、女性における報告例は極端に少ない。

使用部位別でみると、
女性のケースは創部および腟 4 例、他皮膚、カテーテル、腹腔内使用となっており、
粘膜や創部などの感受性の高い部位における使用がほとんどである。

対して男性では尿道、外性器、口腔内の粘膜部位、創部に加えて
健常皮膚における使用でも多くの症例が見られた。

発症・処置後の転帰は、ほとんど当日~数日で軽快し、死亡例は無かった。

症状を見ると血圧低下が69%に見られ、うち測定不能
となったのは13.8%であった。皮膚症状は発赤・紅斑斑(38%)、
蕁麻疹(20%)、浮腫(19%)など、
他に喘鳴、気管支痙攣などの呼吸器障害、
さらに重症例では心室細動(4例)、意識不明(3例)、心停止(2例)があった。

発生状況を見ると、手術時に発生した場合はドレープ等で覆われている
患者の皮膚症状の発見が遅れ、血圧低下から始まるショック症状に至って
アナフィラキシー反応発症が確認されている。

麻酔下にない患者の場合は、皮膚の掻痒感から
症状を訴えるケースが見受けられる。

CHG(クロルヘキシジン)は様々な剤型で用いられている。

水溶液として使用されたケースは合わせて31例41%であり、
次いでCHG(クロルヘキシジン)含有尿道用麻酔薬ゲル18例(24%)、
CHG(クロルヘキシジン)アルコール溶液10例、
CHG(クロルヘキシジン)含有カテーテル6例などであった。

高濃度のスクラブ剤を創部に使用している症例もみられた。

国内における症例については、
添付文書記載の使用方法に従っているか否かを確認した。

その結果、適用よりも高濃度における使用13例、
粘膜への使用6例、創部アルコール使用2例、眼使用1例の
22例において不適切な使用方法を認めた。

以上が資料になります。

この資料で問題と思うのは実際にどれくらいの数の使用のうち、
上記の80症例なのか、という点です。

使用数が100万のうちの80症例ならかなり確率が低いですが、
1000のうちの80症例なら1%に近い割合で副作用が出ていることになり確率が高い
と言えるでしょう。

この全体数が分からない以上、80症例が多いのか少ないのかを
客観的に判断することが出来ない
、という点は大きな問題と思います。

一般的に解釈するならば、数え切れないほど殺菌目的で使用された中で
副作用を発症した際に報告が上がってきている訳ですから
大多数のうちの80症例と考えられるものの、正確な数字は分からない訳です。

アメリカでは報告例が1つも無いのに日本では報告例が比較的多いことから
日本内では念のための使用禁止措置(口腔使用以外)が取られているのだと思います。

いずれにしても、患部への消毒液として使用した際に関しての懸念がほとんどであり、
うがい薬として使用した場合の副作用懸念は少ない
のではないか、と個人的には考えます。

クロルヘキシジンをうがい薬として使用出来るのか

日本でもコンクールFやバトラー等、クロルヘキシジンを含んでいる洗口液は販売しています。
メーカーの指示する濃度まで薄めればまず問題ないと思います。

ただし、その濃度では口臭、歯周病には効果が期待出来ません。
期待出来る濃度は0.1%~0.2%程度の濃度なのです。
それではこの0.1%~0.2%の濃度は安全なのか。

完全に安全とは言えないと思います。
実際にアナフィラキシー症状が報告されている訳ですから。

しかし、そこまで危険なのか、
と言われると私自身はそうは思いません。

クロルヘキシジンのアナフィラキシーは主に血圧が低くなること、という程度の症状が主のようです。
(人によっては血圧が低くなることも危険ではありますが。)

死亡例は確認されておらず重篤なアナフィラキシーは0.2%~1%の高濃度クロルヘキシジンの使用がほとんどとされています。
(一説では日本では死亡例があったため禁止措置が取られているとも
言われていますが明確な資料は見当たりませんでした。詳しい方おりましたらばご教示頂けたら幸いです。)

0.2%未満の濃度ならば重篤なアナフィラキシーとなる可能性が低いと考えられます。
しかも重篤なアナフィラキシーが発生しているのは患部(傷口)への消毒に用いた場合であり、
口内への使用では発生を確認出来ていません。
(私が調べた限りでは、ですが。)

しかし、日本では実際に禁止されている訳ですから安全性を最大限に考慮すれば
まずは日本で認められている濃度、つまり市販されているクロルヘキシジンを含んでいる洗口液を使用することをお勧めします。

日本で購入可能なクロルヘキシジン含有のうがい薬

コンクールF

アマゾンの他にヤフーショッピングや楽天等でも購入可能です。
他も値段はほぼ一緒です。
ケンコーコムだと約1000円で少しだけ割高です。

クロルヘキシジン含有量0.05%

コンクールFは原液を数倍~数十倍に薄めて使うタイプですので、
うがい薬に含まれるクロルヘキシジンの量は微々たるものになってしまいますが、
この濃度ならばアナフィラキシーによる副作用の可能性が無いので安全に利用出来ると思います。

濃度に関してはご自分で少しずつ調整するようにしてみて下さい。
原液でも0.05%しか無いので、段階的に少しずつ濃度を引き上げていけば
アナフィラキシー副作用の可能性は極めて低い
と思います。

アマゾンでは非常に評価が高く、口臭要因が歯周病や歯茎、口内にある場合には多少の効果は見込めると思います。

尚、相談者の方で本当に一部の方ですがコンクールFで口臭が改善したという方もいるため、
試す価値はあるかも、でも過度の期待はしない方がいいかも!(笑)という商品です。

というのも、コンクールFが全然効果なかったという相談者の方が圧倒的に多いからです。

サンスターのバトラーCHX洗口液

こちらもアマゾンやヤフーショッピングや楽天等でも購入可能。
価格は1000円程度。

クロルヘキシジンの含有量を明確には確認出来ませんでしたが、
噂によるとかなり含有量は低いとのこと。

少なくともコンクールFより濃度が低いのは確実でコンクールFがある以上
バトラーを選択する意味はあまり無いと思います。

これらの洗口液については別の記事で
それぞれ使用感等をレビューする予定です。

0.1%~0.2%のクロルヘキシジン液を使ってみる。

市販のコンクールFを薄めて使いましょう!
なんていう当たり障りの無い話で終わってしまっては
口臭を撲滅することに世界一情熱を燃やしている男、高橋の名が廃ります。(苦笑)

ここでは欧米で歯周病の改善に効果が見込めると言われている
高濃度のクロルヘキシジン液について、考察していきます。

まず、コンクールFの濃度では口臭を改善させることが出来ない方が多数いたため、
それでは濃度をあげたらどうなるのか、という疑問と好奇心がありました。

0.1%以上のクロルヘキシジン液は実際に使用出来るのか、
アナフィラキシーの問題が出るか、また口臭に効果がどのくらいあるのか
は興味深い点かと思います。

そこで口臭に悩む相談者数人の方で実験的にクロルヘキシジン液の検証を
行いましたのでご報告したいと思います。

まず、0.1%以上の濃度のクロルヘキシジン液に対する海外での
取り扱い方、注意事項について英語のサイトやブログを参考にまとめてみました。

海外での0.12%クロルヘキシジン洗口液のまとめ

  • うがいの後はゆすいだり、歯を磨いたり、物を食べたりしてはいけない。
  • 全てのタイプの歯肉炎に有効な訳ではない。
  • アレルギーがある場合には使うことが出来ない。(アナフィラキシーの懸念が高まるためと思われます)
  • FDA(アメリカ食品医薬品局)カテゴリーではカテゴリーBに位置付け
    カテゴリーBとは、リスクは報告されていないが妊婦での対照試験がないもの
    (つまり妊婦が使用していいかどうかは不明。)
  • 苦みを感じる場合があり、飲食時に違和感を感じるケースがある。
  • スケーリング等の歯肉炎クリーニングの後の保護に効果を発揮する。
  • 着色が起きるケースがあるため、出来るだけコーヒーや赤ワインのように
    歯に着色する可能性のあるものを避けた方が良い。
  • ウィルスや真菌に効果は無いとされている。
    (真菌の一部、エンベロープを有するウイルスの一部に有効とされる)

クロルヘキシジン液の取扱に関する注意点

  • 使用期限は開封後6カ月
  • ただし、蓋をしないであけておくと3日程度しかもたない。
  • 冷暗所での保存が重要。20度から25度での保存が理想だが15度から30度までは許容される。
  • 絶対に飲み込まないこと。

以上が海外でのクロルヘキシジン洗口液の注意点やまとめ、
そしてクロルヘキシジン液の注意点になります。

クロルヘキシジン液レビュー

それでは、実際にクロルヘキシジン液を入手して試した感想をお話していきたいと思います。

まず、クロルヘキシジン液ですが日本国内では入手が難しくなっているので、
海外からの個人輸入を利用致しました。

・ファミリー薬局

三牧ファミリー薬局にてクロルヘキシジン5%の液体を個人輸入致しました。

輸入にはオオサカ堂よりも期間を要しまして、だいたい2週間とちょっと、
商品が届くまで時間がかかりました。

見本写真と全く同じものが来ました。
日本の製品を海外から輸入というのもおかしな話ではありますが。(苦笑)

薬品は個人輸入はOKですが、国内では薬事法上の関係で譲渡出来ないものもあるので
クロルヘキシジン自体はそれぞれの方に個人輸入してもらっています。
実際には当方が始めにサイトを利用して実際に商品が届くことを確認してから他の方に輸入してもらいました。

また、アナフィラキシーショックや歯の着色等、事前の危険性はお伝えした上で参加OKな方のみ参加してもらいました。
(直接会った訳ではなく、メールでのやり取りです。)

こちらの5%クロルヘキシジンを単純に精製水で25倍に稀釈しました。
これで、大雑把ではありますが0.2%のクロルヘキシジン液が完成です。

色がピンクで何か口に含むのは抵抗がある感じですが・・・

このクロルヘキシジン液を使用しました。
500MLのクロルヘキシジン5%からは10リットル以上の
クロルヘキシジン0.2%洗口液を作ることが出来ます。

副作用がなければ、かなり格安です。

0.2%のクロルヘキシジン液を使用した主な感想まとめ

  • 口内に長時間留まる効果があり、口臭改善効果は顕著に見られた
  • 独特な苦みがある
  • 舌に違和感を感じ味覚を感じられなくなった
  • 歯に著しい着色が見られる
  • 舌が黒くなる(恐らく菌交代によるものと思われる。)
  • アナフィラキシーショックのようなものは無し(一人、少し動悸を感じた人あり。)

まとめると以上になります。

恐らく、細菌系の口臭、つまりほとんどの口臭に大きな効果が見込めますが、
色々と問題が多いことが浮き彫りになりました。
それぞれ詳細をレポートしていきたいと思います。

・歯の着色について
まず、一番大きな問題は、多くの方に歯の着色が見られたことです。
歯が一部黒ずんでしまい非常に目立つ着色を確認しています。

これは歯垢が溜まりやすい部分に液体も溜まりやすい訳で
そのクロルヘキシジンが長時間滞留していた場所に黒ずみが出てしまった、
と考えられます。

海外でのクロルヘキシジン液のうがい薬としての使用方法として水で洗い流さないという注意事項があったため、
うがいの後に口を水で濯がないようにしたのが良くなかったのでしょう。

また、クロルヘキシジンの使用をやめた後に徐々に黒ずみが出てきたというケースもあり、
この歯の黒ずみはクロルヘキシジンの大きな副作用と言えます。

事前のネットを中心とする調査では着色が起きるケースがあるよくらいのニュアンスだったので、
そこまで酷い着色は無いのかなと考えていましたが、思ったよりも酷い着色がほぼ全ての方に起こってしまった訳です。

歯磨きで取れるようなものではなく、歯医者にいってしっかりクリーニングしてもらわないと取れないような黒ずみ(例えるならば、タバコのヤニのような感じ)が出来ますので注意です。

・味覚障害の発生

そして、もう1つは味覚障害について、です。
こちらは全員という訳ではありませんでしたが、それなりに多くの人が訴えた症状です。(10人中7人)

具体的にはクロルヘキシジンで洗浄してから食事をすると
変な苦い味がしたり全く味を感じなかったりする、というものです。

2時間から3時間程度経過してから食事をしてもこのような症状が出るという人もいました。

また、舌に痺れを感じたり、舌が黒くなったりしたりと
他にも様々な問題が発生しました。

これらの症状は一時的なものだったケースが多いですが
クロルヘキシジンがいかに強い薬品かを痛感致しました。

ちなみに私も数回、使用してみましたが、味覚障害が顕著に現れたため、
継続して1週間の使用は出来なかったくらいです。

また、たった数度の使用ですが私も歯が若干、黒ずんでしまい、
後で後悔しました。(苦笑)


・アナフィラキシーに関して

ただ、アナフィラキシーを訴えた人はいなかったです。
一人だけ、少し動悸がした(心拍数が上がった)という方がいましたが、
それも一時的なもので大きな問題はありませんでした。

血圧測定等はしていないので、血圧が多少下がる等、
見えない部分で何かしらの問題があった可能性は否めませんが、
特筆するようなアナフィラキシーの副作用は見受けられませんでした。

クロルヘキシジンの口臭改善効果は?

さて、肝心の口臭改善効果に関して、です。
今までのどの口腔内ケアよりも顕著だった、
と全ての人が感じたので、この点は非常に強力
だと思います。

クロルヘキシジンでうがいをした瞬間に口臭が無くなった、
半日近く効果が持続して外出先でも全く口臭が気にならなかった
等、
口臭抑制効果はかなり強いものでした。

ただし、歯の黒ずみや味覚障害等、問題が多くて1週間も続けられない人が続出。
結果として、自作のクロルヘキシジン洗口液の実用は無理と判断しました。

実験は1週間という短い期間でほとんどの方には強い副作用(歯の着色や味覚障害)が出たので
そこでクロルヘキシジンの使用を中止したのですが、口臭抑制効果は素晴らしいものがあります。

何とか黒ずみや味覚障害の副作用が無いクロルヘキシジン液を手に入れられないかと考えた結果。
ありました。
日本では発売されていないクロルヘキシジンの洗口液です。

欧米での情報収集を徹底した結果、
歯の黒ずみや味覚障害等の副作用が出ないクロルヘキシジンのうがい薬がある、というのです。

マジか。始めからそっちを使っておけば・・・
と実験に参加した人、みんなが思った訳です。

リスクについては承知の上でやって頂いたとは言え、当方がもっとリサーチしてから実践するべきでした。
申し訳ありませんでした。

ただし、少なくとも他の方には同じような思いをしてほしくないという思いでこの情報を公開しています。
(まあ、クロルヘキシジン液を自作でうがい薬にするような人はいないでしょう。多分。苦笑)

という訳で早速、うさわのクロルヘキシジン液を輸入。

CURASEPT(クラセプト)クロルヘキシジン0.2の効果は?

CURASEPT(クラセプト)というマウスウォッシュです。

このマウスウォッシュが歯の黒ずみ等の副作用が出ないと噂のものです。
こちらはクロルヘキシジン0.05%のものや0.2%のもの等、
色々なバージョンがあります。

このCURASEPT(クラセプト)で最も高濃度である
クロルヘキシジン0.2%のマウスウォッシュを輸入しました。

先程の実験で自作のクロルヘキシジン液を作りましたが、0.2%という全く同じ条件です。

こちらはアマゾンUKで購入。

液体の色としては青っぽいような緑っぽいような。
コンクールやバトラーと似たような色ですね。

さて、それでは早速使用してみたいと思います。

CURASEPT(クラセプト)の使用感まとめ

  • 味は刺激が無いマウスウォッシュという感じ
  • 使用後に味覚障害のようなものは感じない
  • 舌のピリピリ感もなし
  • 歯の着色は出た人と出ない人に別れた。
  • 口臭抑制効果は変わらず健在

とりあえず、自作のクロルヘキシジン洗口液とは比べ物にならないくらい良かったですね。

始めからこっちにしとけば、と本当に思いました。
歯の着色以外には何も問題が出ませんでした。

これは他の方も同様で自作のクロルヘキシジン洗口液で感じたような味覚障害や舌のピリピリ感のようなものが出た人は一人もいませんでした。

問題は歯の着色です。
歯の着色に関しては出る人と出ない人に分かれており、おおよそ半々といったところです。

ただ、自作のクロルヘキシジン洗口液に比べれば黒ずみの程度は低いです。
自作の方は場所にもよるのですが、すぐに真っ黒な黒ずみが付着してしまい、
これは使用を続けるのは無理と全員が訴えた訳です。

しかし、このクラセプトは黒ずみを訴える人もだんだん少しずつ黒くなっていく、
という感じで自作のクロルヘキシジンよりも着色が緩やかで暫く使用してみます、という人が多かったのです。

それでも1ヶ月、2ヶ月と使用していくうちに少しずつ黒ずむ人もいて、
歯の着色は人によるけど、それなりの頻度であり得る
ということが分かりました。

肝心の口臭改善効果に関してですが、こちらに関しても長期間使用することで問題点も分かりました。

まず、始めのうち(使用から1週間~3週間程度:個人差あり)は効果が著しくて口臭がほぼ無臭になったと感じる方が多かったのですが、時間が経過するにつれてだんだんと口臭がするようになった、と報告される方が多数いました。

1ヶ月~2ヶ月も経過する頃には他のうがい薬と変わらないくらいまで効果が落ちてしまった、とのご報告も少なくありませんでした。

この報告により、クロルヘキシジンでさえも
口腔内の細菌バランスや耐性問題の影響を受けて、だんだんと効果が減少してしまう可能性がある
と考えられます。

自作のクロルヘキシジン洗口液の際は副作用が強すぎて
短期間の使用しか出来なかったためにこの問題が出ませんでしたが、
CURASEPT(クラセプト)は副作用が少なかったために長期利用が可能となり、そのためにこの問題点が浮き彫りになった形です。

特に口だけではなく、鼻や扁桃等、液体での洗浄も難しい部分に細菌が潜んでいる場合には
このような問題(だんだん効果が無くなる)が顕著になる
と考えます。

クロルヘキシジン洗口液まとめ

結論としては、歯周病や歯肉炎等、歯茎の問題のみが口臭原因となっている場合は
CURASEPT(クラセプト)クロルヘキシジン0.2は効果が見込める可能性がある。

ただし、長期的に見ると耐性からか口臭が戻ってしまう可能性も否めず、
歯の黒ずみの問題、入手自体も欧州からとなり困難であること、
わずかながらではあるがアナフィラキシーショックの懸念等の問題がある。

総合的には決してお勧め出来るとはいえないですね。

今回の実験に参加してくれた方は全員で10人程度でしたので
絶対数は決して多くはありませんが、それでも一個人のレビューよりは信憑性もあり、
また重度の口臭に悩んでいる10人のレビューというのは貴重であり、
口臭に効果があるのかという点に関しては無視出来ないくらいの信憑性はあると考えます。

総合的な効果、総合的な副作用を天秤にかけた場合に
長期使用はお勧め出来ない
と判断致しました。

やはり、長期的には歯が黒ずんでしまう可能性がそれなりにある点は
非常に大きいですね。

欧州のレビューなんかを拝見すると全く黒ずまないとのことでしたが、
うがいの後に歯磨きをするようにしても黒ずんでしまうケースもあり、
決して安全性が高いとはいえないと感じました。

ただ、口臭抑制効果は素晴らしく(特に使い始め)、その効果はプロフレッシュやセラブレス、コンクールF等と比較すると非常に高いものがありました。

もしも、歯の黒ずみの問題さえ無ければ、ある程度お勧め出来る洗口液だったと思います。
仮にいずれ効果が無くなってしまうとしても、効果が持続する可能性も0では無いです。
(ちなみに今回の実験に参加した方で効果が持続した方はいませんでしたが。)

副作用のリスクが無ければ、とりあえず試すことも出来ますが、歯の黒ずみ懸念があることを考えると
どうしてもお勧め!とは言えないというのが本音です。
高濃度のクロルヘキシジン洗口液でのうがいに興味がある方、興味があった方の参考になれば幸いです。

※こちらの記事はマニュアル購入者限定の会員サイトに掲載した記事を
そのまま一般のサイトにも公開したものになります。

クロルヘキシジン洗口液について広く知ってもらいたいと思い
一般公開致しました。